村田喜代子年譜(未定稿)
『楓』さんが卒業論文の付録1として作成したものを公開していただきました。
タイプミス等ありましたら、お知らせください。
西暦 元号 年齢 記事 分類 出典
1945 昭和20 0歳 四月十二日、福岡県北九州市八幡(旧・八幡市)に生まれる。母は貴田重子。両親の離婚後に生まれたので戸籍上は祖父・貴田喜久次郎が父、祖母貴田スキが母となる。
1951 昭和26 6歳 八幡市立前田小学校に入学。市役所のミスで一年早く入学通知が来たためである。小学校在学中に母が再婚して近所に家を持ったので、祖父母の家とを行ったり来たりして遊び暮らす。弟二人と妹一人が生まれる。母がいつ頃再婚したか本人の記憶にない。
1957 昭和32 12歳 小学校を卒業。八幡市立花尾中学校に入学。一年の時、本屋の店頭で時代映画のシナリオ雑誌を立ち読みし、簡潔な表現形式にひかれてシナリオライターを志した。一年の夏休みに、シナリオではなく60枚と90枚の小説らしいものを2本書いてある同人誌に送る。このことが地元新聞に掲載される。
1958 昭和33 13歳 祖父が病死。
1960 昭和35 15歳 中学卒業。就職を希望。鉄工所に内定。
1961 昭和36 16歳 シナリオ習作時代が始まる。映画館に勤め、切符もぎりをする。歴史の資料を探して、古書店を歩き回る。
1967 昭和42 22歳 機械設計師の村田雅省と結婚。
1968 昭和43 23歳 長女が生まれる。
1972 昭和47 27歳 次女が生まれる。
1975 昭和50 30歳 「水中の声」で第17回九州芸術祭文学賞受賞を機に文筆活動を始める。(「水中の声」は60枚の短編小説。)地元の同人誌「文藝四季」「海峡派」に入る。 小説
1977 昭和52 32歳 「水中の声」(第7回九州芸術祭文学賞受賞作品として『文學界』3月号に掲載。) 小説
1980 昭和55 35歳 隣の中間市に移転。それを機に同人誌から抜ける。以後、数年間創作上の混迷が続く。
1982 昭和57 37歳 「山頂公園」 小説 『文藝四季盛夏』第一号
1985 昭和60 40歳 タイプライターを入手。タイプ打ちの原稿を作ることを覚える。
「幸福の電卓」(原稿用紙40枚程度)ができ、ホチキスで止めて10ページにも満たない小冊子ができる。(=個人誌『発表』の創刊)これを『文學界』の同人誌評に送る。 小説 『発表』の創刊号
『文學界』10月号に『発表』の評が掲載。
「熱愛」(『発表』第2号、50枚の作品)12月31日付で、「熱愛」を『文學界』の同人誌評に送る。 小説 『発表』第2号
1986 昭和61 41歳 4月3日、祖母スキ没す。(89歳)
「熱愛」が同人雑誌作品として掲載。「熱愛」が上半期、第95回芥川賞候補になる。 小説 『文學界』4月号
「羊頭祭」(『発表』第3号。三百枚の作品。『発表』はこれが最終刊) 小説 『発表』第3号
「盟友」 小説 (『文學界』9月号)
「盟友」が下半期、第96回芥川賞候補になる。
1987 昭和62 42歳 「鍋の中」 小説 『文學界』5月号
「鍋の中」で上半期、第97回芥川賞を受賞。
小説集『鍋の中』を刊行。  収録作品「鍋の中」「水中の声」「熱愛」「盟友」 小説集 文藝春秋、8月30日
「鋼索区系界」(のち小説集『白い山』で「鋼索電車」に改題) 小説 『文學界』9月号
村田喜代子特別インタビュー「物体」の声を聴く━日常性リアリズムとの決別━が掲載。 インタビュー 『文學界』9月号
第87回芥川賞受賞作「鍋の中」と受賞の言葉が掲載。 『文藝春秋』9月号
「受賞前後」 エッセイ 『潮』10月号
1988 昭和63 43歳 「春夜漂流」 小説 『文学界』新年号
「花陰助産院」 小説 『文學界』4月号
「潜水夫」 小説 『群像』5月号
「気質」* エッセイ 読売新聞7月29日
「今はビジネス学校」* エッセイ 読売新聞7月29日
「燃焼形態」* エッセイ 読売新聞7月30日
「木渡り木の宿」 小説 『文學界』8月号
1989 昭和64平成元年 44歳 「百のトイレ」 小説 『文學界』3月号
「空中区」(西日本先達・新鋭作家シリーズ掌編小説として) 小説 読売新聞西部本社版・6月4日
「ルームメイト」(「羊頭祭」の大幅改稿。150枚に縮小。) 小説 『文學界』7月号
「遠い時計」<一話>━ツバメのおば━ 小説 『婦人之友』7月号
「遠い時計」<二話>━みなしご━ 小説 『婦人之友』8月号
「遠い時計」<三話>━猫の旅など━ 小説 『婦人之友』9月号
「遠い時計」<四話>━天鼓々々━ 小説 『婦人之友』10月号
「遠い時計」<五話>━大キナオ母サンノ家━ 小説 『婦人之友』11月号
「遠い時計」<六話>━命の灯━ 小説 『婦人之友』12月号
「昼の夢」 小説 『別冊文藝春秋』夏・第18号
小説集『ルームメイト』を刊行。収録作品「ルームメイト」「花陰助産院」「木渡り木の宿」 小説集 文藝春秋、9月30日
「目玉の散歩(アメリカ編)」*(10回連載) エッセイ 西日本新聞・9月18日から10月3日
「馬の背中で」* エッセイ 『文學界』0月号
「鏡の女」* エッセイ 『群像』11月号
1990 平成2 45歳 「寒い日」 小説 『別冊文藝春秋』春・第191号
「非文芸機器」* 小説 毎日新聞・3月14日
「白い山」 小説 『文學界』5月号
小説集『白い山』を刊行。収録作品「山頂公園」「鋼索電車」「百のトイレ」「空中区」「昼の夢」「白い山」「寒い日」 小説集 文芸春秋6月15日
小説集『鍋の中』を刊行。(解説川村湊・内容は単行本と同じ) 小説集 文春文庫、8月10日
「耳納山交歓」 小説 『群像』9月号
「日常の異空間」* エッセイ 日本経済新聞・9月23日
「トムとメリーの丘」☆ 小説 『文學界』10月号
10月、「白い山」で、平成二年度女流文学賞を受賞
女流文学賞受賞の言葉が掲載。 エッセイ 『婦人公論』11月号
「真夜中の自転車」☆ 小説 『文學界』11月号
「耳の塔」☆ 小説 『文學界』12月号
46歳 「電信柱」☆ 小説 『文學界』1月号
「慶応わっふる日記@」 小説 『潮』1月号
自分の読書生活についての随筆(のちエッセイ集『目玉の散歩』で「スパゲティが茹で上がるまでに」と題がつく。 エッセイ 『婦人公論』1月号の「読書日記」
「普通の日が好き」* エッセイ 読売新聞夕刊・1月4日
「南瓜」☆ 小説 『文學界』2月号
「職安へ行った日」 小説 「群像」2月号
「慶応わっふる日記A」 小説 『潮』2月号
「竜の音」 小説 『文學界』3月号
「慶応わっふる日記B」 小説 『潮』3月号
「贈物」☆ 小説 『文學界』4月号
「慶応わっふる日記C」 小説 『潮』4月号
エッセイ集『目玉の散歩』を刊行。収録作品 「よく見てごらん」「遠い桜の道」「しかしなにもみてない」「Uさん」「星はまたたく」「天に借金」「パンの中へ」「情緒派」「背中あわせ」「花の名を知らず」「香春岳幻視」「映像のない夢」「親友」「縫い針」「遠い景色」「煙突のある風景」「朝の輝き」「二組のレインコート」「前略失礼」「すぐ長い電報を!」「晴れの国、雨の国」「「電車の中」「純粋ということ」「分解部分」「大いなるコップ」「日常の犬」「遠い死」「野の中の便器」「飛行物体」「木ハ感ジ続ケテイル・・・」「時計を見つめる」「かぼちゃの宮殿」「なみだの母」「見る時、見ない時」「土佐源氏」「豆の家族」「腺の問題」「無音空間」「去年の雪のように」「夕日の道」「夢の話」「こわい話」「タイプライター余話」「男の美声」「初冬の散歩」「橋上生活」「好機を外す」「特殊事情」「紙のゆくえ」「ハチを殺す」「女友達」「あこがれ」「よかったよかった」「希求」「包含」「好き同士」「冬の悲しみ」「それは宝石だった」「眠れる不幸」「大いなる田舎」「啓示の馬車」「吃音礼賛」「四十六億年の漂白」「アマデウス」「雪日」「無言ということ」「認識の館」「楽しみはゆっくりと」「少女達」「始源の問い」「現実のむこう岸」「俳句」「どこを見ても幻想」「スパゲティが茹で上がるまでに」「『櫻画報大全』について」「『現代の国語2』について」「『新訳・森の生活』について」「偏愛的日々」「『贅沢貧乏』について」「『高丘親王航海記』について」「石段讃歌」「二回目に生まれる頃」「水面の花」「星が帰る日」「イメージの選択」「花陰助産院のころ」「『鍋の中』前後」「舵のない船の上で・・・」「君づけで呼ばれて」「芥川賞後のわたし」「卵および・・・その他」「夜と朝のあわい」「オブジェの星座」(「スパゲティが茹で上がるまでに」と「石段讃歌」以外の初出については調査中) エッセイ集 文藝春秋4月20日
「春の蛇」☆ 小説 『文學界』5月号
「慶応わっふる日記D」 小説 『潮』5月号
小川洋子著「シュガータイム」の紹介文である「シュガーの霧にのぞむもの」が掲載。 エッセイ 『新潮』5月号
「天昇り」☆ 小説 『文學界』6月号
「慶応わっふる日記E」 小説 『潮』6月号
小説集『耳納山交歓』を刊行。収録作品 「耳納山交歓」「職安へ行った日」「潜水夫」 小説集 講談社6月10日
「ポアンカレの馬車」☆ 小説 『文學界』7月号
「慶応わっふる日記F」 小説 『潮』7月号
「山頂区」☆ 小説 『文學界』8月号
「慶応わっふる日記G」 小説 『潮』8月号
「海の地図」☆ 小説 『文學界』9月号
「慶応わっふる日記H」 小説 『潮』9月号
随筆「ふかなさけ」 エッセイ 『婦人公論』9月号
9月22日北九州市上野画廊にて『叙説』のインタビューに応じる。聞き手は山本哲也。 『叙説』
「慶応わっふる日記I」 小説 『潮』10月号
小説集『真夜中の自転車』を刊行。収録作品 「ポアンカレの馬車」を除く☆印の作品および「蟹杉」(書き下ろし)☆印は村田自身が偏愛小説と呼ぶ短編連作。 小説集 文藝春秋10月25日
「一回こっきりの風景」* 小説 読売新聞、夕刊・10月2日
「犬の名前」* エッセイ 西日本新聞10月16日
「慶応わっふる日記J」 小説 『潮』11月号
「におい」* エッセイ 『太陽』12月号。特集「稲垣足穂の世界」
「慶応わっふる日記K」 小説 『潮』12月号
「真夜中の動物園」* エッセイ 毎日新聞夕刊12月19日
この年「鍋の中」が原作の「八月の狂詩曲」(黒澤明監督)が公開
1992 平成4 47歳 インタビュー「文学の現在/作家の方法━村田喜代子氏に聞く」 インタビュー 『叙説』X(九州の同人誌)
「氷の泡沫」* エッセイ 読売新聞夕刊1月6日
「天の眼鏡━尾崎一雄を読む━」 エッセイ 『文學界』2月号
「他人の体験は明日はわが身<読後感>━どの作品も、どこかで私個人の生活とつながっている━」 エッセイ 『婦人公論』2月号
「『地底旅行』に震えた日」* エッセイ 『少年少女小説ベスト100』2月10日文藝春秋刊
小説集『慶応わっふる日記』を刊行。収録作品「慶応わっふる日記」と、三行程度のあとがき。 小説集 潮出版社4月10日
春、愛犬「ルビ」を飼い始める。
「子ネズミのいた家」* エッセイ 日本経済新聞5月3日
連載小説「屋上」一話 小説 『クロワッサン』6月10日号
「屋上」二話 小説 『クロワッサン』6月25日号
「包囲する木々」 エッセイ 『シーンズ・夏号』7月1日
「屋上」三話 小説 『クロワッサン』7月10日号
「昭和二十四年のこうもり傘」* エッセイ 『シュニドゥベ』7月14日
「屋上」四話 小説 『クロワッサン』7月25日号
『真夜中の自転車』で平林たい子賞を受賞。平林たい子賞受賞の言葉 小説 『群像』8月号
「屋上」五話 小説 『クロワッサン』8月10日号
「『ネジ式』の衝撃」* エッセイ 『少年少女小説ベスト100』8月10日文藝春秋刊
「屋上」六話・完結 小説 『クロワッサン』8月25日号
「熊楠の森」* エッセイ 朝日新聞夕刊9月14日
「ひと眼の力」* エッセイ 朝日新聞夕刊9月16日
「むこうから来る私」* エッセイ 朝日新聞夕刊9月17日
「空からくるもの」* エッセイ 朝日新聞夕刊9月18日
「龍子の入口」* エッセイ 『別冊文藝春秋』201号10月1日
「天へ至る石段」* エッセイ 『シーンズ・秋号』10月1日
1993 平成5 48歳 「耳の叔母」 小説 『文學界』新年号
「猫の道、犬の道」* エッセイ 『シーンズ・冬号』1月1日
「マレーシアへ行こうか」* エッセイ 朝日新聞夕刊1月8日
長編小説『花野』 収録作品「狼煙」「万緑」「行く蟻」「稲妻」「花野」「春潮」「花野への旅」(せべて書き下ろし。「花野への旅」はあとがき) 小説 講談社1月28日
「首飾りは台所へ」* エッセイ 『クロワッサン』2月25日号
「わたしの中の『小公女』」* エッセイ 『世界文学の玉手箱━10 小公女』、3月1日河出書房新社刊
「地球玉ネギ」* エッセイ 『クロワッサン』3月10日号
「近況」*  のちにエッセイ集『台所半球にて』において「散歩」と改題。 エッセイ 西日本新聞3月19日
「生きている花々」* エッセイ 『シーンズ・春号』3月20日
「溜息の季節」* エッセイ 北國新聞3月21日
「犬をとるか」* エッセイ 西日本新聞3月21日
「植物病院」* エッセイ 西日本新聞3月23日
「終わらない夢」* エッセイ 西日本新聞3月24日
「ルビや」* エッセイ 西日本新聞3月25日
「ミニチュアの地獄」* エッセイ 『クロワッサン』3月25日号
「鍋のような犬」* エッセイ 西日本新聞3月26日
「野の祖父」* エッセイ 西日本新聞3月27日
「春・幻日」* エッセイ 西日本新聞3月28日
「夢の猛獣区」* エッセイ 西日本新聞3月10日
「百閧フ嘆き」* エッセイ 西日本新聞3月31日
「歩行」 小説 『群像』4月号
「地べたに眠ろう」* エッセイ 西日本新聞4月1日
「イメージの気球」* エッセイ 西日本新聞4月2日
「ロマンを語れ」* エッセイ 西日本新聞4月4日
「交友関係」* エッセイ 西日本新聞4月5日
「波の引いたあと」* エッセイ 西日本新聞4月7日
「六月のわたし」* エッセイ 西日本新聞4月8日
「コクヨの原っぱ」* エッセイ 西日本新聞4月9日
「午後の窓」* エッセイ 西日本新聞4月10日
「『嵐が丘』の台所」* エッセイ 『クロワッサン』4月10日号
「根太い木の人」* エッセイ 西日本新聞4月11日
「王女の素性」* エッセイ 西日本新聞4月13日
「祖母と菫」* エッセイ 西日本新聞4月14日
「真昼のライオン」* エッセイ 西日本新聞4月16日
「ノボリの日」* エッセイ 西日本新聞4月17日
「馬車を迎えに」* エッセイ 西日本新聞4月18日
「秋の微笑」* エッセイ 西日本新聞4月20日
「父を恋う」* エッセイ 西日本新聞4月21日
「初めての秋」* エッセイ 西日本新聞4月22日
「ボールの笛」* エッセイ 西日本新聞4月23日
「いざなう犬」* エッセイ 西日本新聞4月24日
「一夜のツクシ」* エッセイ 西日本新聞4月25日
「わたしの基地」* エッセイ 西日本新聞4月27日
「レースの手袋」* エッセイ 西日本新聞4月28日
「首を盗る」* エッセイ 西日本新聞4月29日
「眼を見る犬」* エッセイ 西日本新聞4月30日
「正しい犬」* エッセイ 西日本新聞5月1日
「口の中」* エッセイ 西日本新聞5月2日
「面影」* エッセイ 西日本新聞5月4日
「おかずのなかった人」* エッセイ 西日本新聞5月5日
「陰の牧場」* エッセイ 西日本新聞5月7日
「炎昼」* エッセイ 西日本新聞5月9日
「不在のまに」* エッセイ 西日本新聞5月11日
「ルビイハルビ」* エッセイ 西日本新聞5月12日
「春の嵐」* エッセイ 西日本新聞5月13日
「薔薇の名前」* エッセイ 西日本新聞5月14日
「遠い期日」* エッセイ 西日本新聞5月15日
「旅の前に」* エッセイ 西日本新聞5月16日
エッセイ集『台所半球より』を刊行。収録作品*印の作品 エッセイ 講談社9月22日
「鶏頭・十二のトイレ、その一」 小説 『新潮』10月特大号
「森の鍋・十二のトイレ、その一」 小説 『新潮』11月特大号
「O・十二のトイレ、その三」 小説 『新潮』12月特大号
1994 平成六 49歳 「蟹女」 小説 『文學界』新年号
「ワニの微笑」 小説 『婦人公論』2月号
「雷蔵の闇・十二のトイレ、その四」 小説 『新潮』2月号
「オリオン・十二のトイレ、その五」 小説 『新潮』3月号
「最初の本を作った頃━和文タイプを自分で操り、ホチキスで製本。発行部数は十部だった━」 インタビュー 『ノーサイド』4月号。特集━「自分の本」を作る━
「強盗山・十二のトイレ、その六」」 小説 『新潮』4月号
長編小説『蕨野行』を刊行。第一章「生きたるワラビ」第二章「芽吹く丘」、第三章「空行く鳥」、第四章「燐光」、第五章「漂うワラビ」、第六章「天道の丘」、第七章「かげろうの朝」(すべて書き下ろし) 小説 文藝春秋、4月20日。文藝春秋70周年記念
「膨らむ花・十二のトイレ、その七」 小説 『新潮』5月号
随筆「改葬日和」 エッセイ 『群像』5月号
「流れる火・十二のトイレ、その八」 小説 『新潮』6月特大号
6月4日、九州大学の文化講演会にて講演。演題は「想像と現実のあわい」。「(講演)想像と現実のあわい━「姥捨譚」をかきおえて」 『叙説』].小特集。「村田喜代子『蕨野行』の位相」
「小説になった更年期女性の生き方━『花野』の著者。村田喜代子さんに聞く━」 インタビュー 『ハイミセス』7月号。特集「更年期を上手に乗り切るために」
「店の奥・十二のトイレ、その九」 小説 『新潮』7月特大号
「ふた-つ・十二のトイレ、その十」 小説 『新潮』8月特大号
「もっと意識を」 エッセイ 『潮』8月号、第13回潮賞「小説部門」選評
「恋人・十二のトイレ、その十一」 小説 『新潮』9月号
「誕生日・十二のトイレ、その十二」 小説 『新潮』10月号
「月下のサーカス・十二のトイレ・完」 小説 『新潮』11月号
「お化けだぞう。」第一章立ち上がる木。[前編] 小説 『潮』11月号
「お化けだぞう。」第一章立ち上がる木。[後編] 小説 『潮』12月号
1995平成七 50歳 「明後日の覚醒」 エッセイ 『文學界』新年号
「お化けだぞう。」第二章 生え出ずる黒髪。[前編] 小説 『潮』1月号
「お化けだぞう。」第二章 生え出ずる黒髪。[後編] 小説 『潮』2月号
「お化けだぞう。」第三章 さすらう草。[前編] 小説 『潮』3月号
「お化けだぞう。」第三章 さすらう草。[後編] 小説 『潮』4月号
「お化けだぞう。」第四章 叫喚する杉。[前編] 小説 『潮』5月号
「お化けだぞう。」第四章 叫喚する杉。[後編] 小説 『潮』6月号
「お化けだぞう。」第五章 菊の力。[前編] 小説 『潮』7月号
以上、平成七年6月11日現在。
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