20150324読売新聞より

 

文芸表現 高校生学ぶ

          創作広場 小説家や詩人ら講師

 

小説家や詩人らから文芸表現を学ぶ「高校生のための文芸創作広場』(梅光学院大主催、読売新聞西部本社後援)が22日、山口県下関の梅光学院大で開かれた。

「ことばが創る『私』と『世界』をテーマに、山口、福岡、佐賀各県から高校生26人が参加。講師は、同大客員教授で芥川賞作家の村田喜代子さん、同大講師で詩人の渡辺玄英さんら5人が務めた。

全体の硬派で村田さんは、「生きることと書くことは同じこと。だから皆さんは、まず世界を知らないといけない。そのためには、本を読んだり、人に話を聴いたりすることを大事にしてほしい」と語りかけた。

続いて参加者は、散文、詩、短歌、俳句の三つの分科会に分かれ、課題などに挑戦。講師陣から創作をする際のポイントについて助言を受けたり、キャンパス内の樹木を観察して文章で描写したりしていた。

散文部門で指導を受けた下関西高2年の山内智就さん(17)は「これまで小説を書く際、いかに独りよがりで、他人に読んでもらうという意識が足りなかったかを自覚した」と刺激を受けた様子だった。

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